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誤った健康情報に惑わされない

最近、中高年の方で、寝る前にたくさん水を飲まないと、血液が濃縮して脳血管がつまりやすくなると信じこんでいる方が増えています。

飲んだ水でかならず直液がうすまるという発想は誤まってます。本来、臓器が正常に働いている人間は、水が必要になったら、咽の渇きを感じて水を飲みたくなるものです。これは、血液が濃縮して脱水傾向を帯びることに、生体が生理的に反応しているのです。

お年寄りが脱水状態になりやすいというのは、すべての感覚が鈍っていて、口渇を感じる感覚も鈍っているため、知らぬ間に脱水状態になる場合が多いのです。しかし中高年でも、ふつうの生活ができる元気な人の感覚は正常ですから、脱水傾向になれば水が欲しくなります。そのときは欲しいだけ飲めばよいのです。

しかし、欲しくもないのにたくさんの水を欲めば、胃腸が冷えて消化力が衰え、なにかしら不調を訴えることとなります。腎臓にも負担がかかり、ときに水肥りになります。五感に別な異常がない人は、欲しくもない水は飲まないでください。

最近のテレビ番組は、ためになる内容のものもありますが、たまにこの水の話のように、一つの理論-血が濃縮すると血管がつまりやすくなるから、水をたくさん飲まなければならないを説明して、時間制限のためか、ただし書がすべて抜け落ちている気がします。これでは、視聴者に誤解を与えてしまいます。テレビでコメントする人のなかにも、まれですが、非常に断定的に話す講師がいて、呆れてしまうことがあります。知れば知るほど、断定的には話せなくなるものです。

視聴者も、テレビで聞いたから、書物に書かれているから、絶対正しいという発想は考え物だと思います。自己責任で、聞いた内容を考えなおし、わからないときは信頼できる人に相談することも大事だと思います。

冷え症から少し話が逸れますが、魚や肉の油炒め料理や、焼き物料理でできた焼け焦げは、どんなに高価な材料でも捨てましょう。ガンになりやすいといわれ、データの裏づけもあります。肉食と大腸ガンの関連も問題とされていますが、肉の焼け焦げ部分がどの程度からんでいるのか興味あるところです。当院を大腸ガンということで受診された数人の患者さんはすべてひどい便秘症でした。

くれぐれも便秘には気をつけてください。先日、メタボリ。クシンドロームの治療に頻用されている防風通聖散がどの程度体重減少に有を調べるため、友人六人に一日三グラム飲んでもらいました。

七日目の報告では、全員が排便量が増え、うち頑固な便秘の人が二名毎日排便があるようになり便秘が解消したと、大変よろこんでくれました。これがダイエ。トによいというのは、案外排便量が増えることがひと役買ってるのかもしれません。このことからすると便秘の人は防風通聖散を試すのも一方でしょうか。

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