(スポンサードリンク)

冷えるものは温めるものとの組み合わせで

冷え症の人は、表の右側の体を冷やす物を食べすぎないようにすることが大切であることは述べたとおりですが、自分の好きなものは我慢できないものです。食の楽しみを増やすためには、体を冷やす食べ物を表の左側の体を温める食べ物と組み合わせて、バランスを考えて食べることです。寒性のものでも、工夫次第で好きな物をいただけます。

どうしても冷やす食べ物を食べなければならないときは、温める調味料を使って調理すると、冷えは緩和されることになります。夏によく食べる冷やそうめんには生姜、ネギがそえられていますが、胃が冷たい麺で冷やされるときに、冷やしすぎない工夫がされています。

刺身のつまの紫蘇葉は、体を温める作用と、魚肉の毒消し、防腐殺菌作用があります。大根は消化をたすけ温めます。ワサビは香辛料で食欲増進、抗菌作用などがあります。昔から伝えられている食べ方には、先人たちの智恵が生かされています。お寿司屋さんにある食材は、ほとんどが漢方薬として使用されています。先人の智恵を無視した創作料理などを出された場合、全体の食べ物のバランスが明らかに体に悪いと惑じられたときには、食べない勇気も必要でしょう。

最近はどうも昔の人の言い伝えを、時代遅れだとか、古いとか決めつけて、重要視しない傾向があるようです。最新情報だけをもとにした料理より、古くから伝えられている料理にこそある、すばらしい昧もあります。こと食に関して、人間の脳に勝るコンピュータはないと思います。幾世帯にわたって人の脳がよいと判断し、時代の変化に応じた改変をくり返して生き残り伝えられてきた料理ですから、これを無視するのはあまりにもったいないことです。おふくろの昧、おばあちゃんの昧、は、習っておいて損はないものです。それを身につけた後、独自の方法を案出すれば、格調ある創作料理ができるのではないでしょうか。

カキ肉エキスを飲んでリウマチが治ったという人がいました。カキ肉が温まる食べ物であることから、冷え症からくるリウマチが、カキ肉エキスを常用して体が温まり、その結果リウマチが治っても不思議ではありません。冬になるとカキ料理(上手鏑、カキフライなど)がおいしいのも、ひとつは休が温まるからでしょう。野菜についても、周知のごとく生で食べると休を冷やしますが、温野菜にするとその限りではありません。

(スポンサードリンク)


このページの先頭へ