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冷えることでなぜカラダの調子が悪くなるの?

みなさんはクーラーなどでカラダが冷えたときや冬の日に薄着をしたときなどに体調を崩したことはありませんか?

外界の気温が下がると、体温を保とうと、体表から失われる熱を補うべくカラダは熱を出そうとします。これがうまくいかないと体温が維持できなくなり、カラダが冷えてしまいます。

雪山や海の遭難の際に外界の気温低下が体温維持機構を上回った場合や、飲酒、睡眠薬や精神科の薬などの服用や甲状腺ホルモンや下垂体ホルモンなどのホルモン異常、糖尿病、低血糖、低栄養、精神疾患などの病気があって、気温変化に対して適切に体温を保てない場合があります。

体温の保てない状況が長く続くと、低体温症といって生命に危険のある状態になります。また体温維持もうまくできなくなり、カラダが冷えた状態(低体温)が短時間でもあると、結果的にうまく体温が上げられたとしても、体調を崩すことが多くなるのです。

カラダが冷えたことがきっかけとなる病気は多く、ヘルペスロ唇炎、ヘルペス口内炎、帯状ホウ疹などの体内に潜むウイルスが暴れ出すことによる疾患、風邪やぼうこう炎などの感染症のほか、寒さのため自律神経のバランスを崩して、狭心症・心筋梗塞・高血圧・脳卒中などの心臓や血管の病気、胃腸炎など消化器の病気が生じます。

ウイルスや細菌などの感染、紫外線や放射線などの被ばく、熱刺激、化学物質などの刺激は人間のカラダにとってストレスなのですが、人間はいくつかの手段を講じてストレスに対応しようとします。そのーつが体温を上げることです。

体温が上がったとき、人間のカラダの中では、ヒートショックプロテインというたんぱくが作られます。

ストレスがあるとカラダを構成するたんぱくが壊れて機能しなくなるといわれていますが、ヒートショックプロテインは、ストレスで壊れてしまったカラダの中のたんぱくを修理したり、処理する働きがあるとされ、人間の持つ自然治権力をつかさどるとして注目されています。

カラダが冷えると、普段だと体温を上げて難なくヒートショックプロテインを作ってストレスに対応できていた機構がうまく働かず、病気になってしまうというわけです。

また逆にカラダを温めると、病気の治癒に一定の効果があるとされます。昔から温泉に行って病気を治療する湯治(温泉療法)という習慣がありますし、温泉療法を現代風に焼き直したハイパーサーミアという治療法もこうしたメカニズムを利用したものとされます。

ハイパーサーミアの専門家の愛知医科大学教授伊藤要子先生は、「42℃で10分」、もしくは「41℃で15分」、もしくは「40℃で20分」といった熱めのお風呂に長めに入る入浴法が、風邪の予防、疲労回復、ダイエット、美容に効果があるほか、がん治療にもある程度の効果があるとしています。

さらにこの効果は人浴後2日ほどでピークとなり、1週同程度続くことが知られています。ちょっと疲れたなとか、風邪気昧だなと思ったら、試してみるのもよいかもしれません。

なお、心臓病や高血圧などの循環器系の病気がある場合は、人俗によって調子を崩すこともあります。またがん治療で試される場合はあくまでもメインの治療を補助する効果しかありませんから、主治医の先生に試す前に相談してみてください。

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